2010年12月4日土曜日

講演会とか行ってみる

講演会にいくつか行ってきたのでまとめてメモ

マルチメディア通信と実用化 (NECの研究所の人?)
自然エネルギーを基盤とした近未来型農業への挑戦(玉城先生)
電気学会九州支部沖縄支所講演会

の3つに行ってきた。


マルチメディア通信と実用化

NECの研究所の人、、、なのかな?(遅れて付いたのでわからん。。。)
主に画像や音声の圧縮技術についての話だった、わかりやすくてよかったが、あんまり外部向けに公開するような内容ではないらしいのでここでは紹介できなかったり。

まぁすごい勢いで端折っていうと
最近話題のはやぶさはNECの仕事。
次の人工衛星にもNECの技術が使われることが決まってる。

実はモバイル通信に強い、基地局の中継器では世界一になったよ。
画像の圧縮技術に関する研究を進めている。
モバイルでH.264、3D動画を目指してる

日本のモバイルサービスは世界より数年早い、年末にはLTEがはじまるよ
LTEは上がり50M/下り100M、これだけあると携帯電話をシンクライアントにできる!


ーー学生に期待すること
得意分野を見つけて好きになる
目標を持ち、粘り強く達成
チームワークとコミニュケーション能力(日本語文章力、英語)

Where there is a will, there is way.
意思あるところに道あり




自然エネルギーを基盤とした近未来型農業への挑戦

津堅島で風力発電+太陽光発電+遠隔制御をつかって地下水を汲み上げ、農業支援をする研究をしている玉城先生の講演。

- 沖縄の離島に合わせて、突風や台風でも壊れない風力発電の開発
風力発電は風が強ければ強いほどたくさん発電できるが、その一方で、風が強すぎると遠心力で風車が壊れる。そこで、自動で失速制御を行うことで壊れにくい風車を作った。

自立型バッテリーレス太陽光発電システム
バッテリーはコストがかかるしメンテナンスが大変、できればないほうがいい。


農業に使う水を汲み上げる用途なら、べつに太陽が出てないときは発電しなくていいんじゃね?それならバッテリーなんてなくてもいいよな。


しかし太陽光発電は、エネルギー密度が急激に変化する。
そこで以下の機能を実装し、太陽が出てる時に自動で発電して自動で水を汲み上げるシステムを作った。


+ 太陽光の入射エネルギーに応じた負荷の調節
+ 自動運転及び自動停止
+ 短絡状態からの自動復帰





という研究をしている人で、今回はその研究をする上での艱難辛苦、今後の予定などの発表だった。


「いろんな人にお世話になっている、友達は大事!」




電気学会九州支部沖縄支所講演会


まぁ小さな学会みたいな感じ。
前にR.U.Rで一緒だった沖縄工業専門学校の人が来ていた。


- 自動書籍ページめくり機の試作
病人は自分で本をめくれないから自動ページめくり機、市販は高いから、安く作る方法を、、、ってことらしい。
現状ではうまくめくれないらしいが、どうすればうまく行くかのデータがとれたので今後2号機を作るらしい。


電子書籍との比較がいろいろ間違ってると思った。
「壊れたら読めなくなる」というが、それを言ったら紙媒体だと破損、汚損の可能性が高くあるし。「ページを一気にめくれない」ってのはどういう意味かさっぱりわからなかった。
ページ指定機能くらいデフォルトで実装されてるだろ。。。


てか「ページめくり用アームの位置が本の中心から5cmだとうまく行きやすい」とかいうのって、市販のやつのアーム位置パクればいんじゃね?とか思ったが違うのかな?


まぁとりあえず、市販よりは安く完成するような気はする。


食事支援用ロボットハンド
なんかすでにある気がするが、とりあえず試作してみてうまいこと病院で使われる汁椀を保持することに成功しているらしい。


ロボットアームの方はすでに出来ているとのことだが、写真はないんだって。


しかし、「CADで設計すると大きさとかアレなので手書きで設計しました」ってそれ単にCADを使いこなせてないだけだよな?


とりあえず、そんなロボットはすでにありそうだが、、、


特定脳波検出に関する検討 と BMIを目的とした脳波計測に関する検討
「難病者のために脳波をもちいたインタフェースを作成する」という人が2人連続。
そのために使うP300という脳波の検出手法を検討したとのこと


この二人、なにがどう違うのかよくわからなかった、、、二人目の女性はP300のP3aとP3bがどうとか言ってたが、やってる手法は一人目と同じ、、、いや違う?よくわかんね。


にしても、「脳波リモコンを作るのが目的」なのに”1分間の脳波を集計してP300の部分を強調し取り出せるようにする”って、、、
「え?そんなに時間掛かるの?」→「P300の波形を強く出せる人は一回で取れる」→「それ以外の人は?」→「脳波は訓練したら強く出せるようになる」→「え?その訓練病人にさせるの?できんの?」→「わからない」


「てか何種類の機器操作できるの?オンオフしかわからないんじゃね?」→「他の脳波を取るように今後研究をすすめる。今回はとりあえずP300を試した」


脳波のことはよくわからんので「そうなのかー」としか言えなかったが、とりあえず、利用するために習熟が必要というあたりに違和感を覚えた。そうゆうもんなのかな?




ここまで琉球大学の人の発表。
なんか「とりあえず試してみた」な感じがするな、実装が進んでるのはすごいが、
「その結果どういうことができるようになるのか?(またはなる予定なのか?)」がよくわからないので成功してるのかどうかよくわかんない感じ。






AR技術による学生実験における機器操作支援法の提案
最初はスライドショーとの違いがよくわからなかったが、質問してみたらこれはなかなかいいんじゃないかと思った。


オシロスコープの初心者達がいます、そのなかで操作する人にカメラを装着してもらいます。操作する人がオシロスコープを見ると、となりのディスプレイに視点動画とオシロスコープの操作方法が表示されます。操作する人たち以外はそれをみつつ、操作する人に教えます。これによってみんなでオシロスコープの操作が覚えられます。


マニュアルとにらめっこする必要や、教員を呼びつける必要がなくなり。また動画教材のようにビジュアルで、本のマニュアルのように詳しい情報が見れて、”次の手順”がわかりやすい。今後の予定である”現在どの作業をしているか”の判定ができればすごく便利だと思う。


ARを利用した観光パンフレットへの補足情報の提示
観光パンフレットにある写真を携帯のカメラで写す→携帯でその観光地の情報を調べることができる。


これもなかなか便利だが、実装するとなると画像にかさねて付けられることがある「紹介文」が邪魔になると思うんだ。実装はこれかららしいが頑張ってほしい。


聞いてた人からは「QRコードのほうがいいんじゃね?」とかいう意見も出てたが、観光パンフレットに関してはQRコードは微妙だと思う。デザイン崩れるしね。




概念辞書を用いた文生成システムの提案

(1) play CD とplay record
(2) play X
(3) Xをかける
(4) Xは記憶装置の下位概念
(5) play DVDやplay Tape recorderなどの新しい文を作れる
みたいな雰囲気。
これによって、いろんな英文の文例を自動で大量生成できるようになるので、和英辞書が便利になるとのこと。

これは人工無能に応用できそうだな、そんなに難しいことでもないようだし、時間あったらためしてみようかな?


子どもの物語る行為を促すための絵本自作システムの構築
これもなかなか面白かった、どっかで聞いたと思ったら先輩のを引き継いでるらしい。

横にながーい画用紙に絵本を書かせるようにすると、子どもでもある程度筋道だった物語をつくれるようになるらしい。(というのを実験を通して証明していた。)

そこで絵本自作システム”ペタ”に作成中の絵本のページの前後のページの情報を表示するように改良するとのこと。



それならそれで”横長の画用紙”なインターフェースを実装して、ページの区切りは絵本の完成後につけりゃいいんじゃないかとも思った。




ここまでが沖縄高専の人の発表。
高専の人はあれだな、事前調査をしっかりしてる感じだな。なんか理論の話が中心だったが、俺らと違って見切り発車じゃないので「たぶんうまくいくだろうなー」という感じ。




環境変化に対応する顔画像検出と運転支援システムへの応用
暗すぎたり明るすぎたりする画像をガンマ変換していい感じの明るさの画像にする


リアルタイムで動かない理由がよくわからなかったが(本番は重回帰式に変数を代入するだけなんだよね?)スルーしてしまった。


あと「ガンマ変換すると情報落ちるから今後に響くよ、やめたほうがいい」と突っ込まれていた。俺はそんなことないんじゃないかと思うが、その人は実際に試したらしいからそうなのかもしれない。


とりあえず「実験協力者の迷惑になるから夜間の撮影はしてない」は理由になってない気がする。別にみんな夜まで残ってるんだから、頼まれたらふたつ返事で引き受けるのに、、、




我が情報工学科の人だが、もうちょっと他人を頼ってもいいんじゃないかと思う。実験データの収拾にしろ研究内容の情報収集にしろプログラミングにしろ、知ってる人は周りにたくさんいるんだし。。。






シナリオを用いたソフトウェア要件の導出 と HAPS技術解の導出
この二人はなにをやってるのかよくわからなかったが、ようはあるSNSシステム開発のときに使った設計技法の紹介、、、なのかな?


どこが今回の範囲なのかはなんとかわかったが、現在使われてる手法とどうちがうのか?なにが新しいのか?さっぱりわからなかった。


1人目は「手法が確立されてない」、2人目は「全部完成してないから比較できない」とか言ってたが、そんなことないよな?シナリオからの要件抽出とか開発するシステムの設計方法なんてそこらで本売ってると思うけど、、、違うのかな?


まぁソフトウェア工学はあんまり勉強してないからそうゆうもんなのかもしれない。








そんな講演会3つ、どこまでしゃべっていいことなのかよくわからないがこれくらいならいいだろう。たぶんね。

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