講師はNEC航空宇宙システムの小笠原さんという方で、軌道姿勢系部門の人らしい。
ファンファーレ「はやぶさ」から始まった講演会、しょっぱなからマイクの不具合があったりしたが、司会者が瀟洒に解決。
公園の内容は”はやぶさ”の開発&運用秘話と今後の計画について、要所要所で小ネタをはさみつつ、わかりやすくおもしろく話してくれました。
てかこの人なんでこんなにしゃべるのうまいの?技術者ってゆうか先生みたいなんだけど、、、
以下まとめ、ネタバレ含むので注意。
日本のロケットは”いとかわ”さんペンシルロケットから始まったらしい、このいとかわさんって人は戦時中に隼(一式戦闘機)を作っていた人らしい。
ミューゼスC (”はやぶさ”)のミッションの詳細は公式サイトやNECのサイトを見てもらうとして、雰囲気的には以下の動画を御覧ください。
ネット上でだいぶ盛り上がったんだよね”はやぶさくん”
オリジナルソングが作られたり擬人化アニメが作られたり、なかなか面白かった。
あちらこちらで「イトカワの物質もって帰ってないなら失敗じゃん」みたいに言う人がいるらしいが、そもそもイトカワを調べたことからして新しいらしい。
なんでも、イトカワは”ラブルパイル”という「理論はあったが存在が証明されてなかった」種類の天体だったらしく、これだけでも大発見らしい。
他にも自律航行システムとか、地球スイングバイとかイオンエンジンとかとかですごい功績を残しているらしい。
太陽光の力(電力ではない)を使って自動的に姿勢が安定するように計算されつくされた形状、無重力でも跳ね返らないマーカ、表面に張ったメモ用紙さえ焦がさないないカプセルetc様々な技術。氷点下の施設に通いつめ、来るかもわからない”はやぶさ”の返事を待ち続ける作業の感想を「仕事ですから」で済ます技術者魂。
そしてそれらがあわさった、上の動画で言うところの”日本の変態技術力”が”はやぶさ”計画の成功を呼び込んだというお話でした。
まぁネタバレ回避のためにあいまいな書き方ばっかりになっちゃったけど、実際にはトーク力抜群な専門家が裏話を交えつつお話してくれるのでとても面白かったです。
最後に、講演中の言葉をいくつか
- 「奇跡は起きるものではなく、呼び込むものである。」みんなが諦めずにがんばったからこそ”奇跡”が起きた。
- 「夢を持とう、’努力せよ’というわけではなく、’持ち続ける’ことが大事。」想い続ければいつか叶う
- 「壊れない物を作るには、簡単な物を作ること。複雑なものは必ず壊れる。」レーザーポインタは壊れても、指し棒は勝手に縮んだりしない。
- 「技術力とチーム力が大事」
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